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オセロのルール光と音で 仙台の中学生が「盤」開発、イノベーション世界大会最年少出場へ意欲

オセロ盤の試作機でLEDの点灯を確認する金子さん(左から3人目)と大学生

 センサーを組み込んだ機械装置のアイデアや技術を競う学生向けの「国際イノベーションコンテスト」で、仙台市青葉区の五橋中1年金子尚叶(なおと)さん(13)が率いるチームが国内予選2位となり、6月の世界大会出場を決めた。金子さんは大会史上、最年少の出場となる。オセロのルールを知らなくても、次に石が置ける升目を光と音で教えるオセロ盤を開発し、「実用性、完成度が高い」と評価された。
 入賞作品は「みんなでオセロ」。各升目の下に磁気センサーを搭載し、石に組み込んだ磁石の向きで白黒を判別。先手、後手の順に石が置ける升目が発光ダイオード(LED)で光り、石を置いた後は相手の石を返せる升目が点灯する。
 実際の対戦に近いバトルモードにすると、ルール上、石を置けない升目に誤って置いてしまったとき、相手の石を返し忘れた升目があるときに限り、LEDが点灯して警告してくれる。
 金子さんが着想を得たのは昨秋、「オセロのルールを知らない祖父と一緒に遊ぶには、ルールを教えてくれるオセロ盤があればいい」と考えたことだった。
 小学2年から市内のNPO法人「ナチュラルサイエンス」が開催する科学技術講座に通う金子さん。講師を務めた東北大と東北学院大の男子学生3人とチームを編成し、オセロ盤の試作機を携え、4月に市内であった国内予選に出場した。
 金子さんは「自分が作った装置がきちんと動いた時が一番うれしかった。試作機は配線が多く誤作動のリスクがあるため、修正を重ねて完成度を高め、世界大会に臨みたい」と意気込む。
 世界大会は6月22〜24日、ドイツ・ベルリンで開かれる。中国・北京大などが主催し、仙台市の産学官連携組織「メムスパークコンソーシアム」が協力する。日本からは国内予選の上位2チームが出場し、世界各国・地域のチームと対戦する。


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2019年05月30日木曜日


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