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気仙沼市営牧場の活性化補助金 不適切指摘受け返還へ

 宮城県気仙沼市の市営牧場「モーランド本吉」の活性化を担う団体が補助金を不適切に支出したとして、市は29日、団体が国に540万円を返還すると発表した。
 団体は、市が事務局を務める「市モーランド本吉活性化推進協議会」。農水省の山村活性化支援交付金を受けるために設立され、2015〜17年度に計2290万円を受けた。
 協議会への補助金交付が決まる16年1月25日より前の15年10月、事前調査を請け負った東京のコンサルタント会社が静岡県の牧場を視察したことに補助金を支出したことが、会計検査院から不適切と指摘された。
 牧場視察は15年9月にできた協議会の準備委員会のメンバーだったコンサルタント会社の社員が、自主的に行ったという。同社は16年1月にコンサル業務を落札したが、協議会に提出した報告書には視察日の記載がなかった。
 他に、協議会のメンバーが宿泊費を受給しながら友人宅などに泊まったことなども不適切と判断された。
 返還する540万円のうちコンサルタント会社に支払った約500万円は市が負担する。市農林課は「事務局の市の不適切な処理に原因がある」と説明した。
 市は事務局がある農林課の50代の課長補佐を降格、50代の参事兼課長を戒告の懲戒処分とした。


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2019年05月30日木曜日


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