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<なでしこL・マイナビ仙台>リーグ前半戦最下位、得点ワースト 攻撃の精度向上急務

前半戦最後の新潟戦で引き分け、厳しい表情を見せる仙台の選手たち=5月19日、福島県会津若松市のあいづ陸上競技場
表(1)
表(2)

 サッカー女子、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディース(仙台)の戦績が振るわない。今季リーグ戦の前半戦を終え1勝2分け6敗の勝ち点5で、10チーム中最下位。残留圏の8位長野との勝ち点差は4。課題の攻撃面を修正し、秋口からの後半戦で巻き返しを図る。
 仙台の前半戦の戦績は表(1)の通り。シュート数(表(2))は昨季の45本に対し、今季は56本。被シュート数と失点は昨季より少ないのに黒星が続いた理由について、辛島監督は「攻撃の精度が良くない」とみる。
 総得点6はリーグワースト。エースのFW浜田にボールを集める攻撃パターンが多いため、浜田は相手にマークされ続けた。体勢が十分でないままシュートを打たなければならないケースが目立ち、得点につながらない。周囲のフォローも遅く、浜田がロングボールを前線で受けても、決定機をつくれない。
 辛島監督は「ハカ(浜田)がシュートを打って終わりではいけない。ボランチより前の選手がボールを失わずに運ぶことが必要」と課題を挙げる。
 巻き返しに向けたヒントが、前半戦最後となった19日の第9節新潟戦の中で見られた。前半に先制されたが、最終ラインからボールをつなぐビルドアップは機能していた。終盤に新加入のMF隅田のミドルシュートで同点とし、6試合ぶりの勝ち点を挙げた。浜田以外の選手が得点したのも6試合ぶりだった。
 元日本代表の隅田は「(0−3で敗れた第8節の)日テレ戦から中盤でパスがつながるようになった。新潟戦でもやりたいことを出せたし、次につながると思う」と前を向く。
 後半戦で上昇気流に乗るために欠かせないのが戦力の充実だ。2年目の19歳、MF宮本は右サイドハーフの主力に定着。俊敏さを生かしたドリブル突破で攻撃に絡む。「少しずつ自信を持ってできるようになった」と頼もしい。昨季から左膝の大けがで長期離脱していたFW井上も練習に合流。持ち前のスピードを生かし、新たなオプションを担う。
 リーグ戦は中断期間に入り、7月までリーグカップの戦いが続く。「やろうとしていることはできてる。それを積み重ねるだけ」と辛島監督。苦境にもぶれずに変革を目指す。(今愛理香)


2019年05月30日木曜日


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