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<参院選>東北6選挙区候補一本化 野党、共闘態勢急ぐ 与党は警戒度引き上げ

 夏の参院選で、野党各党が改選1人区の候補者一本化に合意した29日、東北6選挙区は自民党現職との事実上の一騎打ちの構図が固まった。衆参同日選もささやかれる中、新人で挑む各県の野党は共闘態勢の構築を急ぎ、5勝1敗だった前回(2016年)の再現を期す。与党は警戒度を引き上げた。
 東北では山形、福島で他の4県に先駆けて野党一本化が実現した。立憲民主党山形県連の石黒覚代表は「前回の基礎があり、各党一体で支援できる」と強調。「現職は強いが、自宅は東京。山形には出張に来ているだけだ」と現職批判を強めた。
 「非自民の福島型大連合という枠組みが以前からあり、中央政党間の関係とは一線を引き結集してきた」と言うのは国民民主党福島県連の亀岡義尚幹事長。「選挙は構図と大義が大事。構図が固まり、大義を盛り込んだ政策を今まさに詰めている」と意気込む。
 一方、野党統一候補の選定協議で、国民民主が蚊帳の外に置かれる形となった岩手。国民県連の軽石義則幹事長は「これまでの経緯をクリアにしないと、すっきりと推薦できない」と地元事情を脇に置いた一本化をけん制した。
 岩手を除く5選挙区で新人を擁立した共産党。秋田県委員会の米田吉正委員長は「一本化が勝つ上での最低条件だ。政策面の確認など勝つための作業を具体化させる」と意欲を見せる。社民党宮城県連の岸田清実代表も「安倍1強政治を変えるには一対一で戦うことが不可欠」と歓迎する。
 迎え撃つ自民。青森県連の三橋一三幹事長代理は「3年前と同じ状況とは言えないが、厳しい戦いになることは覚悟している」と警戒。「東北で勝ち切ることが党の勝利に結び付く一番の要因だ。前回落とした分、何が何でも議席を取り戻す」と気合を入れ直す。
 連立政権を組む公明党宮城県本部の庄子賢一代表は「1人区は一対一になると衆院小選挙区と同様、力勝負になる」と分析。「批判票の受け皿ができてしまう」と危機感を募らせる。


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2019年05月30日木曜日


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