宮城のニュース

車の運転技能・認知力アップ 東北大加齢研が高齢者向けアプリ開発

 高齢者による交通事故を減らそうと、東北大加齢医学研究所の研究グループが、自動車の運転技能が向上するトレーニングアプリを開発した。自宅のテレビでゲーム感覚で取り組むうちに運転技能や認知力、活力などがアップするという。
 開発したのは、野内類准教授(心理学)や川島隆太教授(脳科学)らの研究グループ。仙台市などに住む65歳以上の健康な高齢者60人を、トレーニングアプリをするグループと別なゲームをするグループに分け、実験前後に自動車教習所で実際にコースを走行してもらい、運転技能や認知機能などをアンケートも踏まえて比較した。
 アプリのゲームは、二つの数から大きい方を早く選ぶ処理速度、二つの事柄に注意し続ける同時注意、移動する物体の動きを予測する速度予測の三つの課題をこなす。参加者は自宅のテレビで1日1回、計20分のトレーニングを6週間にわたって行った。
 トレーニングアプリを使ったグループは、他のゲームをしていたグループに比べて、自動車の運転技能や認知力、反応を抑制する能力、活力が向上した。
 野内准教授は「6週間という短期間で効果がみられた。今後はトレーニングによってどの程度事故が減るのか、効果が持続するのかなどを検証したい」と話した。


関連ページ: 宮城 社会

2019年05月31日金曜日


先頭に戻る