宮城のニュース

地域の歴史 東北大に学ぶ 仙台の博物館などツアー企画

専門家の案内で東北大片平キャンパスを巡り、歴史を学ぶ参加者ら

 仙台市内の博物館や科学館など17施設でつくる「仙台・宮城ミュージアムアライアンス」(SMMA)が25日、青葉区の東北大片平キャンパスを巡り、歴史を学ぶツアーを開いた。約20人が登録有形文化財の建造物などを見学し、大学や地域の歴史に親しんだ。
 SMMAが企画する「見験楽学(けんけんがくがく)ツアー」の一環で、東北大史料館の加藤諭(さとし)准教授(日本近現代史)が案内役を務めた。史料館の見学からスタートし、1910年に建てられたれんが造りの旧制二高書庫や、中国の文豪、魯迅が学んだ旧仙台医学専門学校の階段教室(六号教室)などを巡った。
 階段教室は04年建築の木造建物。加藤准教授は「仙台周辺で、戦争や震災などを乗り越えた近代木造建築物は数少ない。貴重な遺産として継承していきたい」と強調した。
 参加した若林区の無職福田良光さん(61)は「階段教室を見て感動した。仙台に生まれ育った一人として、東北大の歴史を改めて学ぶことができて良かった」と振り返った。
 SMMAは2009年に発足し、各施設の情報発信やイベント企画などを展開。ミュージアムや周辺地域の多様な魅力を知ってもらおうと、16年にツアー形式の「見験楽学ツアー」を始め、年間3〜5回程度開催している。


関連ページ: 宮城 社会

2019年05月31日金曜日


先頭に戻る