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<楽天Eデータ>浅村 つなぐ意識で貢献/逆転勝利3割超え 強さの要因は

ロッテ戦の8回無死二塁、東北楽天の浅村が同点2ランを放ち逆転勝利の口火を切る=18日、ZOZO

 東北楽天が勝負強さを発揮し首位争いを演じている。何度も逆境をはね返すことから、ファンの間では「逆転イーグルス」と呼ばれ始めている。好成績の要因をデータで分析すると、今季加入した主砲浅村の貢献度の高さが見えてきた。
 チームの逆転勝利はリーグトップの17試合=表=。全試合の34%に当たり、クライマックスシリーズに出場した2017年終了時の19%を大きく上回る。
 試合後半の打線の強さが数字に表れている。一〜五回のチーム打率は2割4分2厘とリーグ5位ながら、六〜九回は2割7分6厘で1位(29日現在)。わずか4イニングで110打点をたたき出す=表=。
 昨季までオリックスでプレーした小谷野打撃コーチは「負けていてもベンチの全員が声を出して諦めない雰囲気がある。加えて、浅村、今江、嶋、藤田らが、勝つためのつなぐ打撃を見せている。ベテランの姿を若手が見て、いい効果が生まれている」と話した。
 特に浅村の存在感が際立つ。六〜九回の打率は3割4分1厘。さらに1点差で負けている状況では3割8分1厘、2点では4割5分まで上昇=表=。ここぞの一振りで、試合の流れをたぐり寄せている。
 浅村は「本塁打を打つのは難しく、狙うことで打率は下がる。負けている時も強く振ることは変わらないが、後ろにつなぐ意識を高めている。1、2打席目の結果とバッテリーの配球、対戦投手のデータを念頭に、後半はミート重視で打席に立つ」と説明する。
 平石監督は「修正能力はさすが。チームの良い手本で加入はとてつもなく大きい」と話す。
 先発陣に岸、塩見が復帰し、救援陣も安定感を取り戻して投打のバランスが整ってきた。31日からのソフトバンク3連戦(ヤフオクドーム)で首位を奪還し、6月の交流戦に入りたい。(狭間優作)

◇パ・リーグの逆転勝利数
東北楽天   17試合
ソフトバンク  7試合
西武     10試合
日本ハム    8試合
ロッテ    11試合
オリックス  10試合
※29日現在


2019年05月31日金曜日


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