宮城のニュース

<ベガルタ・ピッチサイド>CK改革 緻密な連携、分担制も導入

 仙台のセットプレーに進化の兆しが見えた。5月25日の清水戦の前半2分。左CKを起点にリーグ戦で7試合ぶりの先制点を奪った。「細工を仕掛けた」(渡辺監督)サインプレーが実を結んだ背景には、選手の緻密な連係があった。
 キッカーは永戸。ゴール前で待つ競り合いに強い大岩、常田でなく、下がりめの位置へボールを転がす。一瞬の動きで相手のマークを外した松下が完璧なタイミングで走り込み、ゴールへ直接蹴り込んだ。
 最初の機会で実行すると事前に決めていた。「あの位置でフリーで打てる状況は練習から確認していた」と松下。永戸も「イメージ通りに意思疎通できたから得点につながった」とうなずく。
 あうんの呼吸を支えたのは分析担当のスタッフだ。「相手の弱点を目を真っ赤にしながら映像を見て考え、『これだ』というものを一つ提示してくれた」と渡辺監督は労をねぎらう。
 清水戦では左CKを永戸、右CKを吉尾が蹴るという「分担制」にも挑戦した。「状況や左右に応じて蹴り分けられれば相手は嫌がる」と吉尾。今季はCKからの得点がようやく2点目。最下位から巻き返すため、「CK改革」を急ぐ。
(斎藤雄一)


2019年06月01日土曜日


先頭に戻る