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ブラジル視察「無駄」旅費返還訴訟 青森県の控訴を棄却

 青森県五所川原市の事業に随行した青森県議と元県議のブラジル視察は無駄だったとして、弘前市民オンブズパーソンが三村申吾知事に視察費計約145万円を返還させるよう求めた訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は31日、知事に対し2人に旅費を全て返還請求するよう命じた一審青森地裁判決を支持、県側の控訴を棄却した。
 小川浩裁判長(山本剛史裁判長代読)は、視察について「議員を派遣しなければ得られない情報は期待できず、必要性を肯定するに足りる成果もない」と批判。「支給された旅費は全額返還すべきだ」と強調した。
 判決によると、2人は2015年2月、五所川原立佞武多(たちねぷた)の山車をブラジルで披露する市の事業に同行した。県側は控訴審で別の県議が「(視察した県議から)立佞武多が観客を圧倒したという話を聞いた」と一般質問で述べた場面に触れて「外国人の反応を確認した」と主張したが、判決は「成果と言えない」とした。
 三村知事は「主張が認められず残念だ。判決内容を検討して適切に対処する」との談話を出した。


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2019年06月01日土曜日


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