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さよなら「ななっく」7年の営業に幕 「寂しい」常連惜しむ 盛岡

7年間の営業を終え、集まった市民に頭を下げる「ななっく」の従業員

 盛岡市中心部の大型商業施設「ななっく」が2日、営業を終了した。常連客は最後の買い物を楽しみながらも、別れを惜しんだ。
 最終日は開店から多くの客でにぎわい、大幅に割り引きされた洋服や日用品を次々に購入。盛岡市の無職鈴木叶子(きょうこ)さん(92)は「毎日来ていたので本当に寂しい。明日からどこさ行けばいいのか」と残念がった。
 閉店の午後6時を迎えると、従業員が並んで深々と一礼。集まった市民から拍手が送られる中、入り口のシャッターが閉められた。
 ななっくは2012年10月、百貨店の旧中三盛岡店から事業譲渡を受けた企業再生投資ファンド「マイルストーンターンアラウンドマネジメント(MTM、東京)」の完全子会社として営業を開始。今年2月、慢性的な赤字とMTM本体の財務弱体化を理由に店舗閉鎖を発表した。
 MTMは施設再整備の方針を示しているが、具体像は未定。早瀬恵三社長は閉店の際「もっといい施設として再開したいので、期待して待ってほしい」と来店客に理解を求めた。


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2019年06月03日月曜日


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