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人形ロボで英語学習を身近に 保育園に導入、夏以降販売へ

NAOが再生した英語の歌で一緒に遊ぶ保育園児ら=仙台市太白区のダヴィンチ英智保育園

 介護サービスの健生(仙台市)、ソフトウエア開発のシャープドキュメント21ヨシダ(同)は、人型ロボット「NA(ナオ)O」に搭載する英語学習アプリを共同開発した。仙台市内にある健生グループの企業主導型保育園が、アプリ搭載のNAOを活用し、ロボットと遊びながら英語に触れる教育を実践している。

 NAOはフランスの企業が開発した人型コミュニケーションロボット。身長58センチと小柄で二足歩行する。
 アプリは「イングリッシュティーチャー・フォー・ナオ」。NAOに搭載すると、音声認識機能で園児や保育士の「グッドモーニング」などの呼び掛けに英語で返答する。約10パターンのやりとりに対応できる。
 「きらきら星」「ABCの歌」など英語の5曲を再生できるほか、タブレット端末やパソコンで操作すれば、英語での読み聞かせやクイズの出題もできる。
 健生グループの学校法人は4月、太白区中田4丁目に開園した「ダヴィンチ英智保育園」にNAOを導入。外国人講師によるレッスンに加え、アプリを搭載したNAOとの英会話などを通じ、0歳時からの英語教育に取り組んでいる。
 阿部緑園長は「NAOが英語の歌を流すと、園児は一緒に歌ったり、踊ったりする。NAOとの触れ合いを増やしたい」と話す。
 健生は、来年度に小学3年から英語が必修化されることを踏まえ、グループ法人の保育園開設に際し、就学前から楽しく英語に触れる環境を検討。介護現場で導入が進むNAOの活用を発案し、シャープ社にアプリの共同開発を打診した。
 健生は夏以降、グループ以外の幼稚園や保育園への販売に乗り出す。NAOとアプリのセットで、税抜き価格約200万円で販売を予定する。
 同社スマートFC運営部の尾形祐一部長代行は「ロボットが踊ったり、話したりするので子どもは興味を持つだろう。遊びながら英語を身近に感じてもらえるはず」と効果を期待する。


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2019年06月04日火曜日


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