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<遺体取り違え解剖>仙台厚生病院が謝罪

記者会見で謝罪する菅原院長(中央)ら

 仙台市太白区の男性(84)の遺体を別の遺体と取り違え、誤って病理解剖した問題で、仙台厚生病院は3日、仙台市青葉区の同病院で記者会見し、「深くおわびしたい」と謝罪し、再発防止を約束した。
 菅原俊一院長が冒頭、「ご遺族の意に沿わない形でご遺体に傷を付けたことを深くおわび申し上げます」と頭を下げた。
 病院によると、ミスがあったのは5月27日。同じ日に解剖の予定があった男性を担当した医師が、解剖前に顔を見て確認したが気付かなかったという。この男性が入院中に人工呼吸器を装着していたことなどが理由という。
 病院は再発防止策として、死亡後に外していた患者識別用のタグを今後は付けたままにすることを徹底する。
 誤って解剖された男性は、昨年12月に交通事故に遭って寝たきりになり、5月26日に入院先の同病院で亡くなった。遺族は同日、医師の勧めでいったんは病理解剖を承諾したが、翌27日、解剖を担当する別の医師の説明を聞き、取りやめた。
 心臓と肺を取り出した段階で、解剖予定だった男性が霊安室に安置されたままであることに看護師が気付き、取り違えが発覚した。


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2019年06月04日火曜日


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