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シベールが再出発 山梨の企業に正式譲渡

営業開始前の朝礼であいさつする小田切社長(左から2人目)

 民事再生手続き中の洋菓子・パン製造販売のシベール(山形市)は3日、山梨県中央市の食品メーカーASフーズに全事業を譲渡した。新社長に就任したASフーズの小田切一哉社長は営業開始に当たってシベール本社で朝礼を行い、従業員約40人を前に「地元の期待に応えられるよう頑張ろう」と呼び掛けた。
 朝礼では新シベールの経営理念「おいしさで笑顔を広げ、しあわせになる」を全員で唱和。小田切社長は「今日から新生シベールのスタートとなる。全社員一丸となって会社を盛り上げよう」とあいさつした。
 新シベールは、社名や本社所在地、シベールのブランドはそのまま引き継ぎ、当面は店舗や従業員の雇用も維持する。旧シベールは7月8日までに再生計画を作り、裁判所などに認められれば、譲渡金などを債権者への弁済に充てる。
 ASフーズは2007年設立。ゼリーや和洋菓子、漬物などの製造販売を手掛ける。資本金9000万円、従業員120人。18年6月期の売上高は約21億円。
 シベールは主力商品ラスクの売り上げが年々減少し、資金繰りが悪化。今年1月、山形地裁に民事再生法の適用を申請し、2月に手続き開始決定を受けた。申請時の負債額は約19億6000万円。


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2019年06月04日火曜日


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