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<参院選>東北全6選挙区で自民対野党統一、12人が準備

◎想定公示日まで1ヵ月

 参院選は、有力視される7月4日の公示(21日投開票)まで1カ月に迫った。東北の6選挙区は、改選数6に自民党の現職6人、野党統一の新人6人の計12人が立候補を予定する。全選挙区で一騎打ちの構図が整い、2016年の前回参院選で1勝5敗の自民は東北全選挙区を「激戦区」に位置付ける。衆参同日選の火種が残る中で、選挙戦は10月に控える消費税増税、安倍晋三首相の経済対策などを争点に展開されるとみられる。

<青森>
 再選を目指す自民現職の滝沢求氏(60)に、立憲民主新人の弁護士小田切達氏(61)が挑む。共産が、公認を決めていた新人候補の出馬を取り下げることで他の野党と合意。小田切氏が野党統一候補となる。
 滝沢氏は昨年7月に党本部から公認され、12月に公明党から推薦を受けた。小田切氏は今年2月に立民が擁立を決定。国民民主、社民と連合青森も同月に支援を決めた。

<岩手>
 4選を目指す自民現職の元復興相平野達男氏(65)と、無所属新人の元パラリンピック選手横沢高徳氏(47)が対決する。自民は旧民主とたもとを分かった平野氏を迎え、27年ぶりの選挙区勝利を狙う。横沢氏は後に国民民主へ合流した旧自由が擁立を主導し、これに共産、社民が同調。国民は県連代表の元衆院議員を野党統一候補とするよう主張していたが断念し、近く横沢氏の推薦を決める。

<宮城>
 改選数が2から1に減る。4選を狙う自民現職の愛知治郎氏(49)と、野党統一候補で立憲民主新人のラジオ局アナウンサー石垣のり子氏(44)が激突する。愛知氏は公明が推薦を決め、建設業など業界団体の支持固めに余念がない。石垣氏は社民が推薦し、候補者を取り下げた共産も支援に回る。国民民主など旧民進系の地方議員でつくる組織を中心に、非自民勢力の結集を急ぐ。

<秋田>
 再選を目指す自民現職の中泉松司氏(40)と、野党4党統一候補の無所属新人の寺田静氏(44)が戦う。共産は公認候補の擁立を見送り野党共闘を組んだ。中泉氏は党の組織力を生かし、支持拡大を図る。5月下旬の集会には二階俊博幹事長が駆け付け、結束を確認した。寺田学衆院議員(比例東北)の妻の寺田氏は2月初めに名前が急浮上。3月上旬に出馬表明し、無党派層への浸透も狙う。

<山形>
 再選を狙う自民現職の大沼瑞穂氏(40)に、野党統一候補に決まった無所属新人の元山形放送アナウンサー芳賀道也氏(61)が挑む。大沼氏は市町村長の大部分の推薦を受け、山形新幹線で携帯電話が通じにくい「不感区間」の解消に向けた取り組みなど実績を強調。3月に立候補を表明した芳賀氏は、共産を含む各野党が支援。アナウンサーとしての知名度を武器に非自民勢力の結集を図る。

<福島>
 3選を目指す自民現職の元男女共同参画担当相森雅子氏(54)と、国民民主を離党して野党統一候補となった新人の福島県議水野さち子氏(57)による一騎打ちとなる。公明の推薦を受けた森氏は県内各地で精力的に国政報告会を重ねている。水野氏は立憲民主、国民、社民の各県連と無所属議員、連合福島の「5者協議会」が擁立した。候補者一本化に応じた共産も支援する。


2019年06月04日火曜日


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