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「ネコ屋敷」から保護の18匹 医療費足りず愛護団体が支援呼び掛け

災害公営住宅から保護したネコの健康状態を確認する岩渕さん=仙台市青葉区のネコシェルター

 仙台市青葉区の動物愛護団体「おりたてネコものがたり」(岩渕涼代表)が、「ネコ屋敷」と化した災害公営住宅から保護したネコの飼育に頭を悩ませている。初期治療などの費用が不足しているためで、団体は「ネコたちを健康な状態で譲渡するためにも、協力をお願いしたい」と支援を呼び掛けている。

 ネコは、埼玉県内の50代女性が不法占拠し、悪臭などが近隣で問題となっていた気仙沼市唐桑町の災害公営住宅から保護された。団体は4月25日にあった仙台地裁気仙沼支部の強制執行手続き(催告)に同行し、住宅内などからネコ15匹を保護した。
 このうち7匹は現在までに血液検査など初期治療を終了。残り8匹も順次受診させる方針だが、うち1匹が先月、子ネコ3匹を出産した。保護期間が長引けば、さらに子ネコが増える可能性があり、望まれない出産を防ぐため、避妊・去勢手術を施す必要があるという。
 避妊・去勢手術を含めたネコ1匹当たりの医療費は、約1万5000〜2万円かかる。団体は、子ネコを含めた18匹分の医療費約30万円を賄うため、寄付を募る。
 青葉区作並にある同団体のネコシェルターでは現在、約120匹が収容されている。ネコの餌や医療費、食事・排せつの世話は全て県内外からの寄付とボランティアによって賄われている。新たな18匹分の追加負担は財政的に厳しい状況だという。
 岩渕代表は「現在でもすでに手いっぱいの状態。追加的な支援を求めるのは心苦しいが、何とかお願いしたい」と話す。
 同団体は2012年設立。県内で、野良猫を保護し避妊・去勢した上で保護現場へ返す活動や、譲渡会を開催して新たな飼い主への橋渡しをしている。
 連絡先は岩渕代表070(2026)2352。


2019年06月05日水曜日


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