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<ベガルタ>村林いづみのアディショナルたいむ/世界に示せ仙台パワー シュミットと市瀬代表入り

ホームでの名古屋戦でゴールを死守するシュミット=1日
スペインとの国際親善試合に先発出場し、奮闘する市瀬=2日、フランス・ルトゥケ
村林いづみ

 ベガルタを引っ張る男女2人が世界に挑みます。J1仙台のGKシュミット・ダニエル選手は愛知、宮城両県での国際親善試合、マイナビベガルタ仙台レディースのDF市瀬菜々選手はフランスで7日に開幕するワールドカップ(W杯)の日本代表にそれぞれ選出されました。共に仙台の地で力を磨き、夢をかなえました。
 男子のエルサルバドル戦は9日、宮城県利府町の宮城スタジアム(宮スタ)で行われます。ここでの代表戦は約6年ぶり。シュミット選手は地元での一戦に「自分のプレーを見て『サッカー選手を目指したい』と思ってくれたらうれしい」と意欲を燃やしています。
 シュミット選手にとって宮スタは憧れの舞台でした。2002年の日韓W杯。決勝トーナメントに初めて進んだ日本は1回戦でトルコと宮スタで対戦し、敗れました。当時は小学5年生。「学校の大型スクリーンで応援していた」そうです。時を経て、自らが立つチャンスを待ちます。
 昨年8月から日本代表に選ばれ、既に2試合に出場するなど、代表に定着しつつあります。27歳の守護神は「海外でプレーする選手たちは要求が高いし、自分にも厳しい。代表での練習は、毎日成長できるチャンス。一日も無駄にせず取り組む」。あふれる闘志は、次は自分が子どもたちの憧れの存在となることを目指す決意の表れでしょう。
 市瀬選手も、初めて臨むW杯には強い思い入れを持っています。「なでしこジャパン」が初優勝を飾った11年のドイツ大会。サッカー少女だった市瀬選手は「優勝シーンを見てから『なでしこ』への思いがより強くなった」と振り返ります。
 宮城・常盤木学園高で成長し、マイナビ仙台でも主力で活躍して代表の座を勝ち取りました。「日本にとって必要とされる選手になる」と意気込む21歳が目指すのは世界一。そのための厳しい戦いが始まります。
 仙台で過ごす日々が世界への扉につながっている。取材を通して接することの多い2人が、日の丸を背負うのをとても誇らしく思います。「仙台パワー」で勝利をつかむ勇姿を杜の都から見守っています。(フリーアナウンサー)


2019年06月05日水曜日


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