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水不足で田植えできない きょうは雨?・・・予報に関係者やきもき

6月になっても水不足で田植えができない水田=4日、大仙市協和稲沢

 大仙市北部の山間部で、農業用水が不足して田植えができない状態が続いている。5月の降水量が少なく、川やため池の水位が下がって一部の田に水を導けないためだ。5日は雨が降るとの予報が出ており、その恩恵を受けられるか関係者はやきもきしている。
 国道46号沿いの仙北市境に近い協和稲沢地区では、6月に入っても苗を植えていない水田が目につく。田起こしをしたままだったり干上がりかけていたりと、本来であれば田んぼに水が循環している時期なのに、乾いた景色が広がる。
 稲作農家の佐川長栄さん(66)は「50年近く田植えをしてきたが、こんな年は初めて。このままだと米が取れなくなってしまいかねない」と表情を曇らす。
 市農林整備課によると、田植えが済んでいない水田は市内に5.6ヘクタールある。うち4.2ヘクタールは水を引けず、田植え前に水を入れて土を細かくならす「代かき」にすら着手できていない。農業ポンプが設置されていても、水位が極端に下がれば使用できない。
 市協和支所は「川の上流は水が非常に少ない。今月の上旬が田植えのぎりぎりのタイミングだ」と話す。
 田植え作業は終えたものの、流水量が減って管理が困難になっている田んぼも市内にはあるという。
 秋田地方気象台によると、5月の秋田県内は高気圧に覆われ、月間の降水量は本荘など3地点で5月として観測史上最も少なかった。
 5日は午後から雨の予報で大雨となる可能性もある。老松博行市長は4日の定例記者会見で「恵みの雨になってほしい」と願った。


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2019年06月05日水曜日


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