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名取・閖上の「絆」太鼓で紡ぐ 太鼓保存会、奈良の和太鼓集団「倭」と30日共演

まちびらきで演奏した閖上太鼓保存会。倭と3年ぶりに共演する=5月26日、名取市の閖上漁港

 東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上地区の閖上太鼓保存会が30日、奈良県を拠点に活動する世界的な和太鼓集団「倭(やまと)」と市文化会館で共演する。被災地支援が縁で交流を続けており、共演は3年ぶり5回目。保存会は「元気になった閖上を発信したい」と意気込む。
 曲目は2011年8月に作曲した「絆」。倭の小川正晃代表が保存会と合同で演奏する。倭は同年9月、復興支援の一環として市文化会館で保存会と初めて共演した。
 「絆」は約7分の曲で、和太鼓の力強い響きが特徴だ。保存会は震災命日の3月11日など節目に、閖上地区の住民らが集まる場で演奏してきた。
 冒頭の歌の部分では、両手でばちを持ち、祈ってから太鼓を打ち込む場面がある。保存会鼓手代表の三浦勝治さん(40)は「震災でメンバーも亡くなった。犠牲者に届くよう空に響かせたい」と気を引き締める。
 今回の共演は5月26日にあった閖上地区の「まちびらき」に合わせ、名取市の市民企画「びぃなす」と実行委員会が企画した。今月8日に始まる倭の全国ツアーの一環で、前売り券は一般3000円など。午後4時開演。連絡先はびぃなす022(386)3307。


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2019年06月06日木曜日


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