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<東京五輪サッカー>宮スタ渋滞対策に関係者やきもき 9日代表戦が調査ラストチャンス

五輪サッカー競技会場の宮城スタジアム=宮城県利府町

 2020年東京五輪で男女サッカー競技が行われる宮城スタジアム(宮城県利府町)を巡り、関係者が渋滞対策やスタッフ配置に気をもんでいる。9日に同スタジアムであるサッカー日本代表の国際親善試合は「仮想五輪」の最後のチャンス。関係機関は試合当日、会場周辺で視察や調査を展開し、本番に備える。

 日本代表の試合は同日午後7時キックオフで、エルサルバドル代表と対戦する。五輪で想定される最大来場者(1日当たり約5万人)と同規模の来場者が見込まれている。
 五輪で検討されているシャトルバスの運行ルート案は図の通り。5カ所の発着場所のうち、今回の試合ではJR仙台、利府両駅と仙台市地下鉄泉中央駅からバスが運行される。
 宮城県によると、同スタジアムでは7月に芝の張り替えが始まる。その後も観客席改修や仮設ビジョン設置などの工事が続くため、五輪まで大規模イベントの予定はなく、今回の試合が本番を想定できる最後の機会となる。
 大規模イベント開催時、同スタジアム周辺では交通渋滞が頻発する。4日間で計20万人以上を集めた15年9月の人気アイドルグループのライブの際は周辺で大渋滞が起きた。
 五輪では試合の流れによって終了時間が深夜に及んだり、外国人への対応が必要となったりすることから、「事前の対策や準備は国内イベントよりも多角的になる」(関係者)。
 ラストチャンスを逃すまいと関係機関は9日に臨む。東北地方整備局などはJR仙台駅などシャトルバスの発着所と周辺の駐車場計6カ所で観客を対象にした調査を実施する。
 五輪サッカー観戦時の交通手段などを問う専用サイト向けのQRコード付きカード約1万3000枚を配布。寄せられた回答をまとめ、輸送計画の策定に役立てる考えだ。
 東京五輪・パラリンピック組織委員会は担当者を派遣し、仙台駅などでシャトルバス乗降時の様子を視察。「五輪と似た雰囲気を感じ取れる貴重な機会。さまざまな観点で現場を見たい」(広報担当者)という。
 主要駅で観客を誘導する「都市ボランティア」の配置を担う県五輪・パラリンピック推進課は、職員が仙台駅の人の流れや会場周辺を見て回り、徒歩移動者の対応を検討する。
 同課担当者は「五輪では防犯や暑さ対策などさらに多様な課題が出てくるはずだ。地元開催の五輪が成功するよう、雰囲気をしっかり把握したい」と話す。


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2019年06月07日金曜日


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