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<仙台空港>深夜便数を抑制 時間延長目指す宮城県、新たな騒音対策提示へ

 仙台空港(名取、岩沼両市)の24時間化を含む運用時間延長を目指す宮城県が、深夜帯の離着陸便数を抑制するなど新たな騒音対策をまとめ、地元に提示することが6日、分かった。延長に必要な地元同意に向け、騒音への不安解消を図る。
 対策は(1)午後11時〜翌朝5時の離着陸を1夜間2回以内に制限(2)市街地上空を避け、海側に離着陸する「優先滑走路方式」の実施率向上(3)住宅の防音対策に助成制度を創設−の3項目。
 深夜帯の離着陸回数は、2044年度の乗降客数を550万人、貨物取扱量2万5000トンとして試算。午後11時〜翌日午前5時は鉄道が運行していないことなどから1.7便にとどまると見込んだ。
 延長を目指す時間帯のうち、夜間(午後9時半〜11時)と、早朝(午前5時〜7時半)は計16.1便の離着陸を想定した。深夜帯の便数を抑えることで、住民の騒音に対する懸念を払拭(ふっしょく)したい考え。
 優先滑走路方式は既に導入しているが、実施率は5割強にとどまっている。風向、風速に加え、離着陸が同じ方向になるため、主に混雑時間帯は山側に離陸するケースが多い。
 県は2016年4月〜17年3月の気象データを基に試算した結果、便数が少ない午後10時〜午前7時に同方式を運用できる割合は、離陸時77.8%、着陸時87.6%に引き上げられるとした。
 防音対策は、航空機騒音防止法で補助対象外となる62デシベル以下の地域のうち、57デシベル以上の地域で、寝室の内窓やエアコンの設置への助成を打ち出す。
 県は新たな対策を7日の岩沼市議会調査特別委員会で示すほか、地区協議会や町内会などに順次説明する。


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2019年06月07日金曜日


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