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「デニムの耳」廃棄もったいない 商品に再生へ盛岡の障害者施設挑戦

ロール状の「デニムの耳」(手前)と、再生商品をPRする石頭さん

 古着を細かく裂いて織り直す「裂き織り」商品を製造販売する盛岡市の障害者就労支援施設「幸呼来(さっこら)Japan(ジャパン)」が、産業廃棄物の「デニムの耳」で布製品などを作るプロジェクトを始めた。
 デニムの耳は、機械で生地を織り上げた際に切り落とされる幅約2センチの端切れ。幸呼来ジャパンの仕入れ先のデニム製造「カイハラ」(広島県福山市)では、1年間に地球7周半分の端切れを廃棄している。
 幸呼来ジャパンは、これを譲り受けて裂き織り加工し、コースターやポーチ、帽子に再生する。インターネットのクラウドファンディング(CF)で105万円の寄付が集まり、デニムの耳30キロ分を返礼品に作り替えた。
 幸呼来ジャパンは従来、アパレルメーカーから余り布を仕入れ、障害者らが裂き織りで衣類品を製造。商品をメーカーに販売するビジネスモデルを展開してきた。プロジェクト支援金は、こうした取り組みの運営費に充てるという。
 社長の石頭(いしがしら)悦さん(53)は「日本人の『もったいない精神』を形にしたのが裂き織り。市場への浸透を目指し、これからもデニムの耳プロジェクトを続けたい」と意気込んでいる。


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2019年06月07日金曜日


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