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<スマート農業>水やりや施肥自動化しミニトマト生産 東松島・野蒜

IoTを活用したスマート農業の実証実験が始まったビニールハウス

 KDDIエボルバ(東京)は、IoT(モノのインターネット)を活用した「スマート農業」の実証実験を東松島市野蒜の同社の農業施設「幸満(さちみ)つる郷(さと)」で始めた。人工知能(AI)を駆使した自動の水やりや施肥で省力化を図り、高品質なミニトマト生産を目指す。

 約700平方メートルのビニールハウスにAIシステム「ゼロアグリ」を導入した。日照量と土壌の水分量をセンサーで計測し、1時間ごとに適切な量の水と肥料を自動で供給する。
 約25メートルの畝ごとに水と肥料を流す管が埋め込まれ、10種類のミニトマトを栽培する。苗の生育状況に応じた管理ができ、色や味など品質が均一になるという。
 ハウス内の温度に応じて自動開閉する遮光カーテンと24時間録画可能なカメラも設置。高温になる夏場の作業軽減やモニタリングによる作業効率向上を図る。
 施設は1日、報道機関などに公開された。現場を視察した渥美巌市長は「経験に頼ってきた農業を変えられる。最新技術を活用した農産物の生産で地域活性化を図りたい」と話した。
 同市は国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を推進しており、最新技術を農漁業に生かそうと2018年11月、KDDIグループと連携協定を締結した。今回は協定に基づく初の実証実験となる。12月末まで実施し、来年1月に検証結果をまとめる。


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2019年06月08日土曜日


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