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<バンコク線再開>東北の観光客増に期待 経済活性化にも力

タイ国際航空の日本総支配人(右)がバンコク線再開の喜びを語り、拍手で歓迎する郡市長(左)ら

 仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶ国際定期便の運航再開が決まった7日、タイの政府関係者が集まる会合が仙台市内であり、両国の経済活性化に期待の声が相次いだ。宮城県、仙台市、仙台空港の運営会社も東北と東南アジアをつなぐ大動脈の復活を歓迎した。
 タイのバンサーン・ブンナーク駐日大使は「仙台、東北を訪れるタイ人観光客は美しい街並み、おいしい料理、多彩な四季に引かれる」と語り、東北への旅行者は増加すると見通した。
 タイ政府観光庁東京事務所のパッタラアノン・ナ・チェンマイ所長は「(日本人がよく訪れる)バンコク、チェンマイ、プーケット以外の観光地にも東北から来てほしい」と両国の地方の交流に期待を寄せた。
 郡和子市長は今年2月、タイ国際航空を訪問するなどし、バンコク線再開を強く要望してきた。「ハラハラしながら吉報を待っていた。すごくうれしい。ぜひ毎日就航してほしい」と改めてラブコールを送った。
 東北6県知事らは8月、トップセールスをバンコクで展開する。村井嘉浩宮城県知事は「東北にとってタイは身近な国になる。同社に直接、お礼したい。市と協力し、タイ向けプロモーションや経済交流に力を入れる」との談話を出した。
 仙台−バンコク線が発着するスワンナプーム国際空港は、東南アジアのハブ空港と言われる。仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長は「東北の外国人宿泊者は台湾、中国、韓国が約6割を占め、それ以外の国や地域からの誘客が課題だった。バンコクとつながる意義は大きい」と強調した。
 7日は「仙台・タイ経済友好協会」が発足し、青葉区の仙台商工会議所で設立総会があった。友好協会の清水俊弘事務局長は「東北の企業がバンコクで事業展開しやすい環境が整い、ビジネスチャンスが広がる」と定期便の復活を喜んだ。


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2019年06月08日土曜日


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