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青森・下北に初の高等教育機関 明の星短大新キャンパス むつ・来春開設「悲願」市民ら期待

キャンパス設置に向けて連携協定を結んだ石田学長(右)と宮下市長=7日、むつ市役所

 青森明の星短大(青森市)は、むつ市に下北キャンパスを来年4月に開設することを決め、石田一成学長と宮下宗一郎市長が7日、市役所で発表した。青森県下北地域にとって初の高等教育機関となり、地域の期待が膨らんでいる。
 下北キャンパスは、JR下北駅近くの約1300平方メートルの民有地に新設。開設されるのは、子ども福祉未来学科のコミュニティー福祉(介護福祉コース、キャリアビジネスコース)と保育の2専攻。定員は本学と下北キャンパスを合わせて各学年100人。キャリアビジネスコースは、市内の企業や団体、施設などを活用する。
 150科目の開講を予定しており、高校新卒だけでなく社会人の受け入れも見込む。将来的に下北キャンパスを拠点に県内の他大学との連携も視野に入れる。
 大学は市と連携協定を締結した。整備費は非公表で、建物はむつ市で幼稚園などを運営する学校法人星美学園(むつ市)が用意する。市は大学の運営費の一部を補助する。
 下北地域では高校卒業後に進む上の教育機関がなく、進学希望の生徒は高卒と同時に地域を離れざるを得なかった。保護者の負担が大きいだけでなく、地元企業にとって優秀な人材を確保しにくい状況が続いていた。大学の整備は数十年来の悲願だった。
 石田学長は記者会見で「行政、産業を含め下北の情熱があったからこそ(開設を)決断した。18歳だけでなく社会人や女性の下北地域での学びの広がりに期待している」と話した。
 宮下市長は「市民にとって長年の悲願だった。誘致をきっかけにむつ、下北地域の教育が大きく羽ばたくことを期待する」と語った。


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2019年06月08日土曜日


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