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<全日本大学野球>10日開幕 東北福祉大連覇なるか

 第68回全日本大学野球選手権(神宮、東京ドーム)は10日に開幕し、27チームで争う。2連覇に挑む東北福祉大(仙台六大学)をはじめ明大(東京六大学)、東洋大(東都)、東海大(首都)が軸となりそうだ。
 東北福祉大は投手力が高い。前回最優秀投手の津森を勝負どころで投入して逃げ切るパターンが確立され、リーグ戦は10戦全勝と安定していた。東北勢はほかに、八戸学院大(北東北)、東日本国際大(南東北)が上位をうかがう。
 明大、東洋大は同じブロックに入った。明大は今秋のドラフト1位候補右腕の森下がけん引。東洋大は村上、佐藤都の投打の柱に期待がかかる。2013年優勝の上武大(関甲新)、16年優勝の中京学院大(東海)も地力はある。
 東海大は主戦の原田、海野のバッテリーを軸に守りからリズムをつくる。立命大(関西学生)は5勝、防御率0.84の坂本ら投手陣が安定している。

◎仙台六大学 東北福祉大/左腕山野先発陣の柱

 チーム防御率0.96。投手陣が抜群の安定感を見せ、一度もリードを許さないまま10戦全勝で3季連続71度目の優勝を飾った。守りの野球で2年連続の日本一を狙う。
 先発陣の柱は左腕の山野。140キロ台後半の直球と切れのあるスライダーを武器に今季は36回連続無失点で5勝を挙げた。プルペンには前回大会最優秀投手賞の津森が控えているのが大きな強みだ。2年の三浦、椋木は先発、救援でも力を発揮できる。
 チーム打率は2割5分7厘と低いが、盗塁王の里見、選球眼に優れる永浜が出塁し、好機に強い元山で返すパターンで好機を確実に生かしてきた。下位は岩崎や楠本といった長打力のある選手がそろう。
 大会2回戦からの登場で、初戦は大工大と創価大の勝者と戦う。リーグ戦同様、隙のない野球を展開して頂点を狙う。

<全員の力を結集>
 大塚光二監督の話 相手に向かっていく気持ちを大切にしながら、全員の力を結集して2連覇に挑戦していく。

◎北東北 八戸学院大/バランスの良さ強み

 投打がかみ合って11季ぶりに王座を奪還した。バランスの良さを強みに久々となる全国の舞台に挑む。
 打線は1番北畠が引っ張る。打率は3割8分5厘。3本塁打12打点はリーグトップで、強打のリードオフマンだ。ミートに自信がある冨田勇、思い切りの良さが光る中軸武岡も好打者ぶりが際立つ。早い回で先制し、相手に圧力をかける試合展開に持ち込みたい。
 昨年までの主戦高橋(現巨人)が抜けた穴は最速148キロ右腕の大道と、打たせて取る投球が持ち味の左腕中道が埋めた。2人とも先発、救援の両構えで大会に臨む。女房役の大向と山本が巧みなインサイドワークで支えてきた。
 2013年に八戸大から校名が改称されて以降初めての出場。宿敵富士大に2連勝してリーグ優勝を果たした勢いのままに大会に臨む。初戦は仏教大と対戦する。

<粘り強さを維持>
 正村公弘監督の話 目の前の試合を粘り強く戦ったことがリーグ制覇につながった。全日本でも調子を維持して白星をつかむ。

◎南東北 東日本国際大/打線に厚み攻め抜く

 昨年まで投手陣を支えた粟津(現西武)や船迫(現西濃運輸)が抜けても、10戦無敗の強さで4季連続優勝を果たした。前年の8強越えを目標に、攻撃野球で全国の強豪に挑む。
 打率4割超で打線をけん引する磯辺、金子の1、2番コンビを筆頭に、広角に打ち分けられる片岡、勝負強い能代、走攻守三拍子そろった斎田と続く打線は相手投手にとって脅威だ。下位も西川、酒井ら好打者が名を連ね、どこからでも得点が狙える。
 主戦の佐々木は直球に伸びがある。冬にカーブとチェンジアップを習得し、投球の幅を広げた。リーグ戦でカードの2回戦を任されてきた蒔田は打者の胸元を突く強気な投球が持ち味でリーグトップの5勝を挙げた。
 初戦は愛知工大とぶつかる。前回大会に出場した選手も多く残っており、経験値の高さも強みだ。

<自分の野球貫く>
 仁藤雅之監督の話 昨年の成績を意識せず、まずは1回戦をしっかり勝ちたい。自分たちの野球を貫いて頂点を目指す。


2019年06月08日土曜日


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