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<地上イージス>新屋以外の検討箇所 下方修正後も「不適」変えず

 秋田市の陸自新屋演習場をイージス・アショア配備の候補地とする防衛省は、同演習場での現地調査と並行して新屋以外の配備適地に関する検討も行い、5月末の調査結果報告に盛り込んだ。新屋が「適地」との判断を示し、ほかの検討箇所は全て「不適」とした。
 新屋以外の検討は青森、秋田、山形3県の国有地18カ所と陸自弘前演習場が対象となった。同省はこのうち9カ所で近くの山がレーダー波を阻害すると判断。レーダー波を照射した際、山の仰角は10度以下が配備の目安といい、9カ所は15〜20度だった。
 ところが距離と標高の縮尺が異なるまま仰角を割り出していたことが今月5日に発覚。9カ所全てで表のように数値を下方修正する事態に追い込まれた。
 中でも修正幅が大きいのが男鹿市で、15度から4度に大きく引き下げた。修正の結果、男鹿を含む4カ所が数値上は適地となった。
 それでも防衛省は男鹿の国有地は国の石油備蓄基地であるためあくまで不適とし、残る3カ所も電力、水道、道路などのインフラが整っていないとの理由で不適との判断を崩さない。
 こうした同省のスタンスに対し、5日の秋田市議会全員協議会では、市議から「インフラを整備すればいいだけの話ではないか」などの疑問が相次いだ。


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2019年06月09日日曜日


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