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<東京五輪>バレー男子・小野寺 代表定着へ攻撃磨く VNL唯一、全6試合先発出場

アルゼンチン戦の第2セットでブロックする小野寺(左から2人目)=7日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザ

 バレーボール男子日本代表のミドルブロッカー小野寺太志(23)=JT、宮城・東北高−東海大出=が、2020年東京五輪の代表入りへ着実に歩みを進めている。開催中のネーションズリーグ(VNL)で、ただ一人全6試合に先発出場。確固たる地位を築こうと、攻撃力を磨き続ける。
 9日に東京であったイラン戦は苦戦を強いられた。第1セットからクイックを仕掛けるも、確率良く決まらず、打数が伸びない。チームの攻撃はサイドに偏り、ブロックに読まれる悪循環に陥った。
 世界ランクは日本が11位でイランはアジア最高の8位。0−3で完敗し「これから先、サイドばかりの展開は苦しい。中央の選手がもっと点に絡まないと」。攻撃面の力不足を痛感した様子だった。
 小野寺は今季のVリーグはレギュラーラウンドのスパイク決定率がリーグ2位の59.7%だったが、VNLは50.0%にとどまる。「物足りない。世界が相手でも60%を超えれば、チームはうまく回る」と言う。
 ミドルブロッカーは基本的に、セッターにきれいなパスが通った好条件でしか使われない。高い決定率を残さないと、セッターの信用を損なって打数が減る。高い打点で相手コート奥を狙うなど工夫を重ねているが、まだ安定していない。
 VNLは選手育成やチーム錬成の場としての側面がある。「信頼されて起用されているのではなく、チャンスをもらっている立場」。現状を冷静に受け止めながらも自身の東京五輪出場のチャンスは「目の前にあると思う」と意欲は十分。技術もパワーも、一層の向上を期している。
(佐藤夏樹)


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2019年06月11日火曜日


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