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サッカー日本代表戦で東京五輪を想定 宮スタの渋滞状況を確認、具体的な課題洗い出し

シャトルバスに乗り込む観客ら。待つのを敬遠し最寄り駅まで歩く姿も目立った=9日午後9時25分ごろ、宮城スタジアム

 2020年東京五輪男女サッカー競技の会場となる宮城スタジアム(宮城県利府町)で、サッカー日本代表の国際親善試合が行われた9日、大会組織委員会や宮城県などは渋滞対策や適切な人員配置に向け会場周辺で大規模な視察、調査活動を展開した。五輪を想定できる最後の大規模イベントだけに、関係者は課題の洗い出しに奔走した。
 午後7時開始のエルサルバドル戦には3万8092人が来場。最大収容人数(約4万9000人)の約8割が埋まった計算で「五輪を想定する上で、十分参考になる規模だった」(組織委)という。
 組織委は運営や警備など担当部局の計約30人を宮城に派遣。渋滞対策を担う班には最多の10人を割き、午前中から会場や仙台市地下鉄泉中央駅近くのシャトルバス発着所で人の流れなどを確認した。
 宮城県警などによると試合終了後、観客を迎えに来た車両などがスタジアム周辺に集中し、近くの県道が最大約2キロ渋滞。シャトルバスを待つのに疲れ、会場から約5キロ離れたJR利府駅まで歩くファンもいたという。
 組織委の担当者は「課題は多岐にわたることが分かった。机上でなく現場で具体的なイメージができたことが収穫だ」と語った。
 主要駅などで観光客らの案内を担う「都市ボランティア」を取りまとめる県五輪・パラリンピック推進課は、JR仙台駅で人の動線を分析。観客誘導や総合案内など業務内容に応じた人員配置の検討に役立てる。
 東北地方整備局などはJR仙台駅などに調査員を配置し、五輪観戦時の交通手段などを問うアンケートを実施した。
 試合を観戦した村井嘉浩知事は10日の定例記者会見で「バス輸送の在り方や徒歩移動者の対応などをしっかりと検討したい」と述べた。


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2019年06月11日火曜日


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