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秋田県知事「議論振り出し」地上イージス数値ミス

 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が配備候補地となっている地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を巡り、防衛省が5月末に公表した現地調査の結果報告書にミスが発覚した問題で、佐竹敬久秋田県知事は10日、「防衛省の基本的な姿勢は甚だ疑問で、議論は振り出しに戻った」との見解を示した。
 県議会一般質問で答弁した。防衛省の誤りは非常に重大かつ軽々しいとして「県に対する安易な姿勢は問題だ」と強い嫌悪感を示した。安全対策にも疑義が残るとの考えを明かし、「信頼を取り戻す明確な対応がない限り、前向きに協議を進めることは無理だ」と突き放した。
 防衛省は新屋以外の国有地を検討した際、米グーグルの地図サービス「グーグルアース」の山の高さが強調された断面図を使用。標高と距離の縮尺が異なるにもかかわらず、過大に算出した山の仰角を主な根拠に、レーダー波を阻害するなどとして新屋以外の対象地域を配備に「不適」と結論付けた。
 県と秋田市は、ミスが発覚する前の誤った数値を記載した資料を基に、防衛省から現地調査結果の説明を受けていた。佐竹知事は「防衛省にはミスの原因を究明し報告書全体を精査した上で、再度説明するよう求める」とくぎを刺した。


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2019年06月11日火曜日


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