宮城のニュース

<NTT東・新ビル>AI実験施設を開設 データ解析に対応

東京・蔵前のスマートイノベーションラボの作業スペース(NTT東日本提供)

 NTT東日本は本年度、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)技術の実証実験施設を仙台市青葉区の仙台青葉通ビルに開設する。地域活性化などを狙いとした仙台中央ビルの再開発に先行して地元企業や大学と共同でデータ解析や検証に取り組み、新ビジネスの創出や社会課題の解決を図る。

 施設の名称は「スマートイノベーションラボ」。AI学習に必要なデータを高速処理する専用サーバーや共同検証ルームを備え、NTT東と共同で実証実験を行う企業や研究者らに無償で貸し出す。
 膨大なデータ解析に対応し、時間差(タイムラグ)が小さい「低遅延」で安全な通信環境を提供。専門スタッフがデータの収集・解析をサポートする。
 地元企業と東北大などの産学連携による利用を想定し、新技術を生かしたビジネスの検証と実現を後押しする。IoTによる農・漁業の効率化に向けたデータ収集にも取り組む方針。
 2023年に完成予定の仙台中央ビルと高速大容量の通信回線で結ぶ計画で、次世代型放射光施設を軸とした「仙台エコシステム」の一角も担う。利用状況などを踏まえ、将来的には同ビルへの移設も検討する。
 NTT東は昨年6月に蔵前ビル(東京)にラボを開設。企業や自治体などと約20の実証実験を行い、AIによる部品外観検査の省力化やカメラ映像の分析に取り組んできた。地域ごとに異なるニーズに対応しようと、仙台のほか札幌市にも年度内の開設を予定する。
 宮城支店の担当者は「さまざまな課題を地域と一体になって解決し、特色ある発展を手伝いたい」と話す。


関連ページ: 宮城 経済

2019年06月12日水曜日


先頭に戻る