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浜に再びにぎわいを 震災で中断の気仙沼・階上地区の荒磯まつり9年ぶり復活へ

2008年に開かれた荒磯まつり
実行委員会の初会合で日程などについて話し合う住民たち

 東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼市階上地区で、震災のために中断していた地元の恒例イベント「荒磯まつり」が11月、9年ぶりに復活する。地元のまちづくり団体や観光協会、農協、漁協などが実行委員会を設立。地域総出でにぎわいづくりに取り組み、復興した姿を発信する。
 荒磯まつりは1986年に同市波路上岩井崎にあった市の観光施設「岩井崎プロムナードセンター」で始まった。中止の年もあったが、震災直前の2010年まで23回続いていた。
 地元の漁協や農協、水産加工業者などの出店がずらりと並び、新鮮なホタテやカキ、野菜などを格安で販売した。マグロの解体ショーや餅まきなど多彩なイベントもあり、多い時は4万人の人出でにぎわった。
 震災で階上地区は壊滅的な被害を受けた。犠牲者は200人以上に上り、漁業者も多く被災。会場だった岩井崎プロムナードセンターも被災したこともあり、祭りは中止に追い込まれた。地域の復興が進み、数年前から再開を求める声が住民から上がり始めていた。
 今月8日夜には、同市階上公民館で「階上地域まちづくり振興協議会」や地元の観光協会、漁業関係者ら約50人が集まり、実行委の初会合が行われた。
 日程は震災前と同じ11月23日に決定。会場は同市波路上瀬向の県漁協わかめ流通センターを予定し、出店者数は約30に上る見通し。
 実行委員長を務めるまちづくり振興協議会の畠山光夫会長(76)は「大きな被害を受けた階上地区も確実に復興が進んだ。祭りを復活させ、県内外の多くの方々に新鮮な魚介類などを提供したい」と話した。


2019年06月13日木曜日


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