山形のニュース

編みがさ姿 願い届け 鶴岡で天神祭

【お参り】参拝を終えて市街地に向かう「化けもの」たち
【奉納舞】多くの見物客を集めた「天狗舞」
【願掛け】願掛けをする「化けもの」姿の子供

 山形県鶴岡市の奇祭「天神祭」が5月末、市中心部で開かれた。学問の神様・菅原道真を祭った鶴岡天満宮の例大祭で、長じゅばんに手拭い、編みがさで顔を隠した「化けもの」が無言で酒を振る舞うのが習わしだ。
 901年に九州・大宰府に流された道真を慕う人々が、時の権力者をはばかり、姿を変えて酒を酌み交わし、別れを惜しんだという言い伝えが、化けものの由来とされる。
 天満宮は、化けもの姿で正体を誰にも気付かれずに3年続けてお参りすると願い事がかなうとされ、毎年多くの化けものたちが三々五々、参拝に訪れる。
 祭りにはパレードもあり、今年は初めて東京ディスニーリゾート(千葉県浦安市)からミッキーマウスなどのキャラクターが参加し、過去最多の22万人を集めた。
 パレードのメイン会場から歩いて約15分。緑の木立に包まれた小さな天満宮は、物言わぬ化けものたちが次々と立ち寄った。約300年の歴史を持つという「天狗(てんぐ)舞」などが奉納され、昔ながらの祭りの姿をひっそりと伝えていた。


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2019年06月13日木曜日


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