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<日本酒品評会>宮城・加美の中勇酒造店「天上夢幻」全国V 「期待超える酒今後も」

1位に選ばれた酒を持ち、笑顔を見せる中島専務

 「世界一おいしい市販の日本酒を競う」とうたった品評会が今月、東京で開催され、中勇酒造店(宮城県加美町)の「天上夢幻 大吟醸 山田錦」が吟醸部門の1位に輝いた。こうじ造りを担う中島崇文専務(31)は「全国の名だたる蔵の中から一流の審査員に認められ、身が引き締まる思い」と喜ぶ。

 品評会「サケ コンペティション」は、東京の酒販店「はせがわ酒店」などが中心となり実施。8回目となる今年は純米酒、純米大吟醸など7部門に国内外の計426の蔵から1919点が出品された。研究者や蔵元らの審査員が、銘柄を隠された状態で味見し、採点した。
 天上夢幻大吟醸は兵庫県産山田錦を精米歩合40%で磨き、奥羽山脈の伏流水で仕込んだ。華やかな香りと柔らかい口当たりが特徴。酒米を10キロずつ小分けにして吸水させたり、和釜で蒸したりして伝統の製法を守る。
 中勇酒造店は、全国新酒鑑評会で12年連続の金賞に輝くなど技術力に定評があるものの、全国的な知名度はまだまだ低いという。
 営業も担当する中島さんは「多くの方に分かりやすい称号を得たので、販売の力になる。飲む人の期待を超える酒を今後も追い求めたい」と気を引き締める。
 2014年のコンペティションでは、同じく加美町の山和酒造店が純米大吟醸の部で1位に選ばれた。町商工観光課は「小さな町で、隣り合った酒蔵が日本一になるのはすごいことだ。日本酒がおいしい町として、国内外にアピールしたい」と話す。


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2019年06月14日金曜日


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