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宮城県タクシー協会仙台総支部 元総務部長、4000万円着服か

経費の不正処理が明らかになった宮城県タクシー協会仙台地区総支部の入るビル=仙台市宮城野区

 宮城県タクシー協会仙台地区総支部(仙台市宮城野区)の総務部長だった男性(64)が総支部の会計などから8年間で計約4000万円を着服した疑いのあることが13日、複数の関係者への取材で分かった。総支部は今年3月に男性を懲戒解雇処分としており、業務上横領容疑で県警に告訴する方針。

 関係者によると、男性は2009年の採用時から総務部に配属され、経費などを出入金できる立場にあった。総支部の内部調査で、11〜18年度に総支部の会計、市内各地区の事故防止協議会の会費などを不正に処理していたことが判明したという。
 協議会の会費は総支部に加盟する市内のタクシー会社から集めた。男性は虚偽の書類を作るなどの手口で実際よりも多く支出したように見せかけ、差額分を着服していたとみられる。
 総支部は昨年12月、男性を知る人物の情報提供を基に調査を開始。男性は聞き取りに不正を認め、弁済の意思を示しているという。一連の経緯は今年4〜5月、総支部の総会や加盟社の社長会で報告された。刑事処分を求める声が参加者から多く上がり、告訴することとした。
 総支部の高沢雅哉支部長は河北新報社の取材に不正処理があったことを認め、「長期間にわたり不正を見抜けず、管理が甘かった。今後は態勢の見直しなども検討し再発防止に努める」と話した。


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2019年06月14日金曜日


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