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<岩手・宮城内陸地震>きょう11年 教訓伝承へ模索続く

国内最大級の地滑りが発生した「荒砥沢崩落地」。今も岩肌をさらす=3日、宮城県栗原市栗駒

 17人が死亡、6人が行方不明となった岩手・宮城内陸地震から14日で11年となった。震災で人口減少が加速した栗原市の中山間地では、高齢者にも住みよい地域にするための模索が続く。4月には同市栗駒に「栗駒山麓ジオパークビジターセンター」が整備され、防災・減災教育の拠点として重要性を増しつつある。
 内陸地震は2008年6月14日午前8時43分、岩手県内陸南部を震源に発生した。マグニチュード7.2、奥州、栗原両市で最大震度6強を観測した。死者は宮城県14人、岩手県2人、福島県1人。宮城県で4人、秋田県で2人が行方不明になっている。
 被災地では風化への懸念も広がる。栗原市は国内最大級の地滑り地帯「荒砥沢崩落地」(同市栗駒)を一望できる崖の上などの借り受け契約を、林野庁と4月に締結した。秋までに歩道などを整備して、防災教育や地震伝承に役立てる方針だ。
 栗駒耕英地区では14日、「駒の湯温泉」の慰霊碑に住民らが集まり、犠牲者の冥福を祈る。市は地震発生時刻に防災行政無線でサイレンを鳴らし、市民に黙とうを呼び掛ける。


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2019年06月14日金曜日


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