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<岩手・宮城内陸地震11年>山も心も復興半ば 遺族ら鎮魂の祈り

慰霊碑の前で深々と頭を下げ、犠牲者を悼む参列者=14日午前10時20分ごろ、栗原市栗駒耕英

 死者17人、行方不明者6人を出した2008年の岩手・宮城内陸地震は14日、発生から11年を迎えた。最大被災地の栗原市では、7人が犠牲となった栗駒耕英地区の駒の湯温泉、花山地区それぞれの慰霊碑に遺族らが祈りをささげた。

 駒の湯温泉では、同市若柳の菅原恵美さん(42)が、犠牲になった母高橋恵子さん=当時(55)=が好きだったという白い花を手向けた。「会いたい気持ちは11年たっても変わらない」と声を詰まらせた。
 温泉を営む菅原昭夫さん(63)は母=当時(80)=と兄=同(58)=を亡くした。菅原さんは「震災当時と比べ緑が増えてきた。ここで精いっぱい頑張っていく」と語った。
 花山農山村交流センター前の慰霊碑には、渓流釣りに来て行方不明となった宮城県七ケ浜町の会社員池端桂一さん=当時(44)=の家族や元同僚が手を合わせた。
 妻の志津江さん(56)は「震災から11年になるが、これからもこの日はパパに報告に来るつもりです」と話した。


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2019年06月15日土曜日


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