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<いぎなり仙台>「逸店」探すべ![10]桑茶風味渋く懐かしく/コッペ(宮城野区)

素材の良さが引き立つ桑茶クッキー(手前中央)やイチゴクッキー(同左)
懐かしい味のクッキーとパンを販売する「コッペ」

 桑の葉を粉末にした少し渋い桑茶の風味が香る。仙台市宮城野区の「コッペ」が東日本大震災後に販売を始めた気仙沼市産の桑茶クッキーだ。宮城県山元町産のイチゴ入りクッキーは、甘酸っぱさが伝わる。
 1988年の開店以来、東北産小麦100%で、懐かしい味のクッキーとパンを30年守ってきた。
 フィリピンの黒糖、パレスチナのオリーブオイルなど発展途上国の農産物を扱うフェアトレードのクッキーは草創期からのロングセラー。黒豆やイチゴジャムなど県内各地の福祉事業所の品を使ったパンも多い。
 運営する同区のNPO法人「麦の会」の飯嶋茂代表理事(55)は「つながりを大切にしている。ふだん支援を受ける側の自分たちが社会貢献できるのはうれしい」と話す。
 知的障害などがある18人と障害のない8人が一緒に作業。十数年前に福祉行事の取材で、メンバーが元気に販売していたのを思い出した。久しぶりに商品を手にすると、味も笑顔も変わらなかった。(会田正宣)

[コッぺ]仙台市宮城野区松岡町17の1。クッキー各種1袋350円、黒豆パン130円、食パン265円など。営業時間は午前10時半〜午後4時。土日祝日は定休。火木金が焼きたてパンの日で、午前11時ごろに焼き上がる。駐車場3台。連絡先は022(299)1279。


2019年06月15日土曜日


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