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<IoT>鳥獣捕獲に一役 検知システム「わなベル」開発

開発した「わなベル」の仕組みを説明する担当者

 青森県平川市の精密機器製造「ジョイ・ワールド・パシフィック」がIoT(モノのインターネット)技術を活用した鳥獣捕獲の検知システム「わなベル」を開発し、同市で実証実験を始めた。
 検知システムは、おりなどの箱わなの場合、装着したセンサーで出入り口の開閉を監視し、閉じたらクマやイノシシなどの動物が捕獲されたと判断する。
 センサーの状態は、省電力広域無線技術(LPWA)のサービス「Sigfox(シグフォックス)」を通じてネットに送信。捕獲されれば直ちにスマートフォンなどにメールで通知される仕組み。わなに掛かったかどうか定期的に見回る必要がなくなり、省力化できる。
 装置は10センチ四方の大きさで、既存の箱わなのほか、くくりわなにも簡単に取り付けることができる。単3電池2本で動作し、1年程度は持つという。
 ジョイ・ワールド・パシフィックは6月から平川市と連携し、市内の山中3カ所でクマ捕獲用のわなに装置を取り付けた。今後、システムの有用性や課題を詳しく検証する。
 システムを開発した同社ITビジネス課のエンジニア佐藤雄太さんは「山深い場所ではレンタル基地局を使えるので、山中でも無線電波は届く。低コストで見回りの負担軽減、捕獲後の迅速な処理が可能になる」と話した。


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2019年06月15日土曜日


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