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「なして雨降らねぁがな」秋田の農家、曇り顔 降水量が例年の3割

 秋田県内の農業現場が水不足に悩まされている。田植えなど農作業が本格化する5月以降、まとまった降雨がない状況が続く。降水量が例年の3割にも満たない地域もあり、県や農業団体は対応に追われている。

 県によると、12日までの30日間の降水量は県北の鹿角、鷹巣、能代の3地域で例年の2〜4割まで落ち込んだ。秋田市などの県央部も5割に満たなかった。田植え後に農業用水が不足し、除草剤の効果が低下する事態も。雑草が生い茂り、稲の茎数も少ないといった影響が確認されている。
 県南部は横手、湯沢両地域は十分な降水量があったが、県内有数のコメの産地、大仙市の大曲地域は例年の7割ほどしかなく、田植えができない水田もある。
 水不足がコメ作りに支障を来しかねない場合の対策として、県は各農協などと連携し(1)大豆やそばへの作付け変更(2)農業用ため池の節水−などを生産現場に呼び掛けている。
 県が力を入れる園芸作物も影響を受けそうだ。ネギの一部産地で1カ月ほど生育が遅れているほか、日本一の生産量を誇るジュンサイをはじめ、アスパラガスや枝豆も水不足が響いて出荷量が減少する見通し。
 県は18日、秋田地方気象台や農業団体などと対策会議を開く。県水田総合利用課の担当者は「農業にとって重要な時期。生産現場を支える方策をしっかりと打ち出したい」と話す。


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2019年06月15日土曜日


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