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<参院選東北>6選挙区試算、宮城など5県野党優勢 共闘態勢の構築が鍵

 7月4日公示、21日投開票が見込まれる参院選で、河北新報社は2017年衆院選の結果を基に、東北6選挙区(改選数各1)の得票数をシミュレーションした。与野党一騎打ちの構図で試算すると、青森を除く5選挙区で「野党優勢」となることが分かった。自民が改選6議席を占める中、野党が5議席を獲得した16年参院選に続き、強固な共闘態勢を構築できるかどうかが焦点になりそうだ。
 17年衆院選比例代表東北ブロックの政党得票数に基づき試算した。自民、公明、日本のこころ(当時)3党を与党、希望(当時)、共産、立憲民主、維新、社民5党を野党に分類。双方の得票数を選挙区ごとに足し合わせた。
 集計結果は図の通り。与党が優位に立つのは17年衆院選で全3選挙区を自民が制した青森のみ。岩手、宮城、秋田、山形、福島は野党が与党を上回った。13年参院選では当時の改選7議席中5議席を得て圧勝した自民の現有勢力が変化する可能性もある。
 選挙区別に見ると、17年衆院選で小選挙区から野党候補が2人勝ち上がった岩手と福島は、与党に10万票の差をつける。自民が衆参5議席を独占する秋田は僅差ながら野党が逆転。16年参院選で野党が制し、衆院選は与党が優勢だった宮城と山形でも、野党が与党を2万票以上しのぐ。
 野党の5勝1敗だった16年参院選に引き続き、今回も全6選挙区で野党勢力は候補の一本化にこぎ着けた。連立を組む公明の支援を受ける自民と一騎打ちの公算が大きい。
 17年衆院選比例東北で自民に次ぐ91万票を獲得した希望は今回、候補擁立を見送り、政党要件を失う。旧民進党が分裂した影響は各地で尾を引き、野党勢力が一枚岩となった共闘態勢の可否が各選挙区の動向を左右するとみられる。


2019年06月15日土曜日


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