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硬式野球部では珍しい女子キャプテンが誕生 宮城・鹿島台商高 山田さん

トス打撃に取り組む山田さん

◎「声出し盛り上げる」

 宮城の高校野球に全国でも珍しい女子キャプテンが誕生した。鹿島台商高硬式野球部の3年山田知希(しるき)さん(17)は、石巻北高との連合チームの主将に就任。女子選手は試合に出場できないため、7月の宮城大会は記録員としてベンチに入る。「声でチームを盛り上げたい」と意気込んでいる。
 当初はマネジャーとして入部。裏方としてチームを支えていたが、試合会場で宮城・涌谷高の女性監督、阿部奈央さん(27)の存在を知ったことが転機となった。ノックする姿を見て胸を打たれ、2年の秋に選手に転向した。
 練習では男子選手に交じってノックを受け、打撃練習にも取り組む。野球経験は全くなかったが、自主練習を重ねて成長する姿が他の部員を刺激してきた。捕手の熊坂直人さん(17)は「女子だけど負けられない存在」と話す。阿部欽哉監督も「誰よりも野球に取り組む姿勢が良い」と信頼を寄せる。
 甲子園を目指す夏の宮城大会の組み合わせ抽選会(28日)で初戦を決めるくじを引く。大会中はユニホーム姿でノックの補助員も務める。「このユニホームを着てグラウンドに立てることがうれしい」。高校最後の夏が待ち遠しい。


2019年06月16日日曜日


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