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<ベガルタ>1点死守 道渕初ゴール、アウェー初勝利

松本―仙台 前半36分、左からの折り返しを頭で合わせて先制ゴールを決める仙台・道渕(小林一成撮影)

 手堅く、したたかに。仙台が落ち着いた試合運びでアウェー8戦目で初勝利を挙げた。J1でのアウェー通算50勝に王手をかけながら続いた足踏み。巧みな戦術の修正で道渕の移籍後初ゴールを引き出し、長かったトンネルを抜けた。
 前半36分、蜂須賀の右クロスが左サイドに流れたのを永戸が拾い、ゴール前に折り返す。飛び込んだのが右サイドハーフの道渕。マークが集中した長沢の背後を取り、フリーで頭で押し込んだ。道渕は「(永戸)勝也から良いボールが来ると思った。(長沢)駿君にも『自分を警戒して後ろが空く』と言われた」。鋭い読みが光った。
 布石があった。渡辺監督は前半途中で左サイドハーフの関口を後ろ寄りの位置取りから、最前線に変えた。関口は「(相対した松本の)田中選手に自分を張ってもらった」。相手の動きを止めることで、左サイドバックの永戸の攻撃参加を促し、先制点へつなげた。
 守備の修正も見事。松本が力任せの攻勢を仕掛けた終盤、長沢に代わって大岩を投入。最終ラインを5バックに固め、9戦ぶりの無失点勝利をもぎ取った。
 これまで敵地では好機をものにできず、わずかなミスで失点を重ねた。ようやくほぼ完璧な戦いを表現でき、道渕は「これで僕たちもいい顔をして仙台に帰れる」と笑顔。ホーム4連勝に続く、新たな自信を手にした。(原口靖志)


2019年06月16日日曜日


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