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<松尾芭蕉>「奥の細道」出発から330年、登米の足跡一目で 市民有志がマップ作製

登米市内の芭蕉の足跡を記したマップ

 松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出て330年となるのを記念し、芭蕉が訪れた宮城県登米市内の足跡をたどるイラストマップ「おくのほそ道 登米市行脚の道標」が市民有志により製作された。芭蕉が投宿した日に合わせ27日には市内でバスツアーも開かれる。
 マップは同市浅水ふれあいセンターが発行。芭蕉が歩いたとされる北上川沿いの街道に点在する寺院や石碑、案内板など13カ所を解説入りで紹介している。
 芭蕉が宿泊したとされる同市登米町の検断屋敷跡に立つ「芭蕉翁一宿之跡」の石碑など、市内のゆかりの地を紹介。江戸期の街道の歴史や風景に思いをはせながら巡れるように工夫した。
 企画編集に携わった「みやぎの明治村」観光案内人で団体職員の酒井哲雄さん(68)によると、芭蕉は1689(元禄2)年6月27日(旧暦5月11日)、同行者の曽良と共に現在の石巻市から登米市に入り、登米伊達家の城下町である同市登米町で1泊し、翌日には一関市方面へと向かった。
 奥の細道では登米市内について「戸伊广(といま)(登米)と云(い)う所尓(に)一宿して平泉尓至る」という短い記述があるだけという。
 酒井さんは「芭蕉の旅の目的は西行が詠んだ歌枕の地の松島や平泉を訪れることだった。登米は通過点にすぎなかったのだろうが、ゆかりの地に数々の石碑などが点在している」と説明する。
 マップはA3判カラーで3000部作製。同市登米町の観光物産センター「遠山之里」やふれあいセンターで無料配布している。
 27日午前9時15分〜午後3時半、芭蕉の足跡をたどるバスツアーがふれあいセンターを起点に開かれ、酒井さんが語り部を務める。参加無料。定員27人になり次第締め切り。連絡先は0220(34)2008。


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2019年06月17日月曜日


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