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亘理・鳥の海公園管理棟工事、町が契約議案撤回 「全体像見えぬ」町議指摘

 東日本大震災の復旧復興事業で整備する宮城県亘理町荒浜の鳥の海公園をめぐり、町は17日の町議会6月定例会で、公園の多目的広場に建設する管理棟の工事請負契約締結の議案を撤回した。広場の活用策として浮上しているパークゴルフ場の整備構想の現状について、明確な答弁ができなかった。複数の町議は「広場の全体像が見えない」などと批判した。
 パークゴルフ場整備構想は以前、復興庁から復興事業として難色を示され、多目的広場の活用方法が棚上げされてきた経緯がある。
 町が示した多目的広場の管理棟の図面には「クラブスタンド」「発券機」といったパークゴルフ場の関連施設とみられる記載がある。整備する意向の有無を問いただした議員に対し、町側は答弁に窮した。休憩を挟み、議案を撤回した。
 管理棟は木造平屋約165平方メートルで2020年2月の完成予定。工事費約4900万円で町内の業者が今年5月、落札した。
 町は管理棟の位置付けを再検討し、再提出を目指す方針。山田周伸町長は取材に「利用計画が煮詰まっていなかった。しっかりと精査したい」と話した。
 6月定例会は5億9657万円を追加する19年度一般会計補正予算など19議案を原案通り可決、専決処分7件を承認、報告12件を受けた。


2019年06月18日火曜日


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