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脳性まひの中学教諭が秋田県人事委に審査請求 「通勤難しい異動は不当」

審査請求書を提出し、思いを語る三戸さん=17日、秋田県庁

 通勤の条件が整わない中での異動は不当だとして、先天性の脳性まひがある秋田県八郎潟町の中学校教諭三戸学さん(42)が17日、県人事委員会に審査請求を行った。異動の取り消しやタクシー通勤手当の支給を求めている。
 三戸さんは4月に八郎潟中から五城目町の五城目一中に異動した。車いす生活で20年ほど前から車を運転していない。現在は校長や教頭に自家用車で送り迎えしてもらい、八郎潟町の自宅から通勤する。
 送り迎えを受けられない日は往復約4200円をかけてタクシーで通う。タクシー通勤の手当はない。
 三戸さんは県庁で記者会見。「送り迎えは管理職に申し訳ないし、事故のリスクも負っていると思うと心苦しい」と語り、「障害者が活躍できる環境をつくることが求められる」と訴えた。
 代理人の清水建夫弁護士は、三戸さんに時間や手段を選んで通勤する権利があると主張した。
 県人事委員会は「請求について何も明らかにできない」としている。県教委義務教育課は「重く受け止めている。関係機関に働き掛けるなどしながら解決に向けて具体的な方策を打ち出したい」とコメントした。
 三戸さんは八郎潟中に勤務していた3月まではタクシーで通勤し、月に約2万5000円を自己負担していた。


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2019年06月18日火曜日


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