福島のニュース

福島県の待機児童ゼロに「黄信号」 4月1日現在なお274人、達成目標は本年度末

 福島県は、県内の認可保育施設に希望しても入れない待機児童数の速報値を発表した。4月1日現在の待機児童は274人と2年連続で減少したが、県が目指す本年度末の待機児童解消の目標達成に「黄信号」がともった。

 福島県南相馬市(前年同期比35人減)や郡山市(25人減)、白河市(同)などの減少幅が大きく、県全体では97人減った。待機児童の最多は福島市の97人で、前年より15人減少。田村市、塙町、新地町では待機児童が解消された。
 前年から増えたのは6市町。最多は二本松市の20人増で、矢吹と三春、小野の3町では新たに待機児童が2〜6人発生した。
 県内の待機児童は13年から5年連続で増え、17年には616人に上った。女性の社会参加が進み、経済的理由で共稼ぎが増えるなどして保育需要が高まっていることが背景にあるとみられる。
 県が15年3月に策定した「ふくしま新生子ども夢プラン」は、県内の待機児童数を「19年度末に0人」と掲げた。14年の待機児童数180人を前提にした目標だったが、県子育て支援課の担当者は「保育需要の高まりはプラン策定時の想定以上。目標達成は難しくなってきた」と釈明する。
 県は受け皿となる保育施設の整備などを後押しする方針で「待機児童解消には特効薬がない。各施設が定員や保育士を増やせるように支援していきたい」(子育て支援課)と話す。


関連ページ: 福島 政治・行政

2019年06月18日火曜日


先頭に戻る