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<吾妻山>噴火警戒レベル引き下げ、でも「手放しで喜べず」観光業者ら先行き懸念

吾妻山の噴火警戒レベル引き下げに伴い、火口周辺規制の貼り紙を撤去する市職員=17日午後1時30分ごろ、福島市土湯温泉町の女沼

 吾妻山の噴火警戒レベルが2から1に引き下げられた17日、火口から近い福島市の土湯温泉や高湯温泉では観光客の回復に向けた期待が高まった一方、4月から行ったり来たりを繰り返す警戒レベルの動きに「手放しでは喜べない」との声も上がった。
 警戒レベル引き下げに伴い市は17日午後、吾妻山の女沼登山口など7カ所に設置していた火口周辺規制の看板のうち、5カ所を撤去した。残り2カ所も18日中に撤去する。
 土湯温泉観光協会の池田和也事務局長は「うれしい気持ちはあるが、前回は引き下げから日を待たずに引き上げられ、今回もまた逆戻りになってしまうのではないかと思うと手放しでは喜べない。数カ月単位で様子を見たい」と先行きを案じた。
 高湯温泉で安達屋旅館を営む菅野光信さん(64)は警戒レベル引き下げを歓迎しながら「温泉の質そのものを売りにしたり別ルートを案内したり、磐梯吾妻スカイラインの通行止めに左右されない営業の模索を続けている」と話した。
 大穴火口に近い浄土平にある福島県のレストハウスや市の天文台、環境省のビジターセンターは7月中旬の再開を目指す。県観光交流課の担当者は「書き入れ時の夏休みの前には何とかして間に合わせたい」と強調する。


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2019年06月18日火曜日


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