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サクランボ農家を応援 尚絅学院大生が販売に挑戦

サクランボ販売に挑戦した尚絅学院大生ら=18日、名取市の尚絅学院大

 尚絅学院大(宮城県名取市)の1年生3人が18日、学内で寒河江市特産のサクランボの販売に挑戦した。本年度開講した授業「地域活動論」の一環で、人手不足に悩むサクランボ農家への支援を通じて、地域課題の解決策を探るのが狙い。
 学内に特設ブースを用意し、摘みたてのサクランボ「佐藤錦」計10キロを販売した。量に応じて300円と700円の2種類の価格を設定。新鮮で割安とあって約30分で完売した。
 参加した千田晏己(はるき)さん(18)と佐藤和(のどか)さん(18)、佐藤みのりさん(18)の3人が14〜16日、寒河江市の農家を訪れ、サクランボの収穫や選別、パック詰めなどの作業を手伝った。農家からは価格設定や収益の仕組みなども学んだ。販売したサクランボは作業のお礼として受け取った。
 千田さんは「仕事が多く、高齢化もあって、少ない人数で作業するのは大変だ」と収穫体験を振り返った。
 寒河江市によると、市内のサクランボ農家1軒当たり、平均4人の人手が不足している。市や農協などでつくる労力確保対策協議会が本年度、人手不足の農家50軒とボランティアを仲介する事業を始め、尚絅学院大の学生を受け入れた。
 地域活動論の授業でサクランボ農家の現状を説明した寒河江市農林課の担当者は「収穫や箱詰めは1個ずつ手作業のため、手間がかかる。後継者不足などで人手不足は深刻だ」と強調し、大学の取り組みを歓迎した。担当の松田道雄教授は「学生が地域とかかわり、実践的に学べる」と話す。


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2019年06月19日水曜日


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