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原発事故後スーパー初出店 イオン浪江、来月14日開店 請戸漁港の鮮魚扱う

外装工事を終えたイオン浪江店

 イオンリテールは18日、福島県浪江町に出店を表明していた「イオン浪江店」を7月14日オープンさせると発表した。町内では東京電力福島第1原発事故後初のスーパー進出で、住民帰還促進に期待がかかる。復旧が進む地元の請戸漁港に揚がった鮮魚などを扱う。
 同社東北カンパニーの辻雅信支社長らが町役場で記者会見した。役場隣接地の浪江店は売り場面積がイートインコーナーも含め約970平方メートル。同社では最小サイズで食料品約8000点、日用品や衣料、医薬品など約4000点を扱うほか、取り寄せもできる。
 従業員はパートと公募に応じた社員ら26人。年中無休で、復興事業従事者の利便性のため平日と土曜は午前6時から営業する。日曜・祝日は午前9時開店で、閉店はいずれも午後8時。
 辻支社長は「地元の魚や野菜はまだ少ないが、販路を確保するのも一つの仕事」と話し、同席した吉田数博町長は「スーパー出店が課題だった。やっとこの日が来た」と期待した。
 二本木俊介店長(41)は「震災後の福島に思いが強く、町に貢献したいと店長を志願した。町民が震災前の生活を取り戻せるよう力を発揮したい」と語った。
 町は原発事故に伴う避難指示が2017年春に一部で解除され、5月末現在の居住者は1051人。震災前は約2万1400人が暮らしていた。


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2019年06月19日水曜日


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