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<新潟・山形地震>震度6弱の鶴岡市、屋根瓦落下相次ぐ 小学校の相撲場が倒壊

地震の揺れで崩れた鶴岡市大泉小の相撲場の屋根=19日午前7時20分ごろ
避難所で一夜を明かし、疲れた表情で家路に着く住民ら=19日午前4時10分ごろ、鶴岡市の温海温泉林業センター

 18日深夜に起きた新潟・山形地震で、震度6弱を観測した鶴岡市では19日、広い範囲で住宅の屋根瓦が落下したり、市中心部で液状化現象によるとみられる被害が明らかになった。市内の避難所では眠れぬ夜を過ごした住民が疲労と不安の中で朝を迎えた。

 日本海に面する鶴岡市南部の小岩川地区では、強い揺れで住宅の屋根瓦が落ちる被害が相次いだ。被害は15棟以上とみられ、住民が朝から片付け作業などに追われた。地区は強い潮風が吹き、積雪も多いため、耐久性に優れた瓦屋根の家屋が多いという。
 雨が強まる中、漁業本間満さん(79)は壊れた屋根を覆うブルーシートを急いで購入した。「こんな被害は初めて。屋根の上での作業は職人に頼みたいが、皆出払っていて電話がつながらない」と話した。JR小岩川駅ではホームに亀裂が入り、復旧作業が続いた。
 市大泉小では屋外相撲場が倒壊した。四隅の柱のうち3本が折れたとみられ、屋根が土俵に覆いかぶさるように落下した。
 鶴岡駅前では液状化とみられる現象が発生し、19日午前2時半ごろには砂利を敷いた駐車場の一部が泥であふれたような状態になった。止まっていた車はタイヤの半分ほどが埋まり、周囲に水たまりが広がった。
 市南部のあつみ温泉駅から東に約2キロ離れた温海温泉林業センターには、最大で約300人が避難した。自営業三浦美恵さん(66)は地震直後の停電で真っ暗な中、家に泊まっていた4歳と2歳の孫を起こして布団にくるまった。センターに避難した後も「また揺れないだろうかという不安で寝られなかった」と漏らす。
 「『ガーン』という強い揺れが来て緊急地震情報も間に合わなかった」と無職の本間とし子さん(72)。100歳を超える義母らとセンターに向かった。「今後1週間ほどは強い地震への警戒が必要とのことなので、着替えなどを入れたリュックと寝袋をそばに置いて生活したい」と語った。


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2019年06月19日水曜日


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